【映画】ゼロ・ダーク・サーティ
2013年02月17日(日曜日)

ゼロ・ダーク・サーティ 2012年アメリカ オススメ★★★☆
出演・・・ジェシカ・チャスティン、ジェイソン・クラーク、ジョエル ・エドガートン、マーク・ストロング
911全米同時多発テロの首謀者にしてテロ組織アルカイダの指導者、ビンラディンの殺害計画が題材のサスペンス。CIAの女性分析官の姿を通し、全世界を驚がくさせた同作戦の全貌を描き出す。メガホンを取るのは、アカデミー賞で作品賞などを受賞した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』などで注目のジェシカ・チャステインが、狂気にも似た執念でビンラディンを追跡する主人公を熱演。リアル志向のアクションやドキュメント風の映像も見ものだ。
ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャスティン)が加わることに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが……。
(シネマトゥディより)
「ハート・ロッカー」でオスカーを獲得したキャスリン・ビグロー監督作で2012年の賞レースをリードしている話題作。
ただし・・・オスカーには嫌われてるみたい・・・。^^;
ストーリーは911全米同時多発テロからのビンラディン殺害までの話で1人の女性CIAの目を通してドキュメント・タッチで描かれています。
タイトルの「ゼロ・ダーク・サーティ」とは、軍事用語で真夜中0時30分の事でビンラディン殺害作戦の決行時間を指します。
感想。
いや~凄い映画ですな。賞レースをリードするのが分かります。
同じく政治映画の「アルゴ」と良い勝負です。(リアリティでは「ゼロ・ダーク・サーティ」が勝ってます!)
ただし、どちらもオスカーには嫌われてますが・・・。^^;
とにかくドキュメント・タッチの映像が素晴らしいです。
なんでもスタンスは「憶測は入れない。真実のみしか描かない。」らしいです。
ロンドンのバス爆発とか・・・ああ、こんな事件あったよなぁ~ってのと、CIA捜査官を狙った爆弾テロとか、こんなこともあったのかぁ・・・って驚きの連続でした。
クライマックスのビンラディン殺害は僕の記憶ではアメリカ軍は関与してないと思ってたので失敗して終わるんだろう・・・っと思ってたので尚更ビックリでした。
そう言えば「アルゴ」も失敗すると思って見てたんだっけ・・・。(笑)
ただ・・・非力な女性も容赦なく殺すのはテロリストとは言えムゴイって思いました。
実は、この映画の製作は2011年にビンラディンが殺害される前から始まっていたそうで殺害されたってことで脚本の書き直しなど大幅な軌道修正をしたそうです。
でも結果が白黒付いたのは映画としては結末がスッキリして良い方向だったと思います。
あと構成もサブ・タイトルを付けて何章かに分けて見せる構成だったので政治映画に良くある意味の分からない感じはなく分かりやすかったです。
人生を賭けたミッションをやり遂げた女性CIAの涙のクローズアップで終わるラストシーンも秀逸でした。
全編に渡って緊張感があるので168分と長い映画なのですが、あっと言う間で短く感じました。(「レ・ミゼラブル」と同じ時間だとは思えない・・・。)
個人的には「ハート・ロッカー」よりも、ずっと良かったですしオスカー上げて良いんじゃないの?ってレベルです。
ただ・・・オスカーでは「拷問を肯定してる」とかでバッシングが酷いみたいですけど僕は肯定、否定とかじゃなくて事実をそのまま描いてるだけだと思いました。
そして、もう1つ書かなければ行けないのが執念の塊とも言える女性CIAを演じた主演のジェシカ・チャスティン。
凄い演技ですね。賞レースをリードしてるのが分かります。
「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンスの演技を見てないので分かりませんがオスカー上げたくなる熱演でした。

追伸。
予告編では2/22公開の「世界にひとつのプレイブック」が凄く面白そうでした。
でも・・・新潟では「世界にひとつのプレイブック」「ジャンゴ 繋がれざる者」は4月公開なので


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